好きを仕事にするなら…
すぐに浮かんだのが「お花」でした
SBS学苑や森町文化会館などで、フラワーアレンジメントの講師をしている田光さん。この仕事をはじめてもう12年ほどになります。でも最初からお花の仕事をしていたのではなく、以前は広告や企画の仕事をしていたといいます。「転職をきっかけに、自分が好きなことはなんなんだろうと考え、出てきた答えが「花」だっだんです」そう話す田光さん。
仕事を続けながら、高原江衣子さんが主宰するフラワーデザインスクールに通われたそうです。フラワーアレンジメントの基礎知識、カラーリングやディスプレイといったさまざまなテクニックやノウハウを7年間みっちり学んだといいます。田光さんの花への想いはさらに強くなり、花の研修のためヨーロッパを訪問します。訪問先のドイツでは、高く評価されているフラワーデザインの理論を、生活に花が根ざしているベルギーやデンマークでは、花を魅せるテクニックを学びました。さらに、世界的に活躍するダニエル・オストなど、名だたるフラワーアーティストと出会い、作品に触れられたことも大きな収穫のひとつでした。帰国後、袋井のレストランでウエディングの会場装飾やブーケといったブライダルの仕事と出会い、その実力を発揮していきます。
花が人の心を癒す
フラワーセラピーとの出会い
花を飾るだけで優しい気持ちになる経験は誰にでもあるのではないでしょうか。香りや色、手触りなど、そんな特長を生かし、花やハーブなどの植物に触れることでストレスや悩みから解放される芸術療法としてフラワーセラピーというものがあります。フラワーセラピストには、豊かな感性と、花に関する豊富な知識や技術が求められます。
「私のまわりでも仕事のストレスなどで悩んでいる人がいたんです。大好きな花を使って、少しでもサポートできたらなと思っていました。ちょうどそのタイミングで、初めてのフラワーセラピストの認定試験があることを知り、夢中で勉強してなんとか1級に合格することができました」。心理学や色彩論、アロマといった香りのことまで幅広い領域を学ぶ中で、技術や知識だけでない、花と人の関わりに次第にひかれていきます。
「花のある暮らし」を提案することで
日々が少しでも豊かになってくれるように
「特別な日には花を贈ろう」そんなフレーズが雑誌やテレビから聞こえてきます。ちょっとひねくれた見方をすれば、花を贈ることは特別なことで、まだまだ花のある暮らしが日常的でないことが分かります。花を飾ることでリラックスできたり、季節の移ろいをかんじたり、忙しい毎日を過ごすことの多い現代からこそ、花のある暮らしはほんの少しのゆとりを生みだし、日々の美しさに気付かせてくれるのかもしれません。
「フラワーセラピーの先生が話された言葉で印象的なフレーズがあって、『人はアレンジメントを習いに来ているだけじゃなくて、先生に会いに来ているんだよ』と。私が持つ知識や技術をお伝えするのはもちろん、花がご縁で出会えた方たちと豊かな時間を過ごせたらなにより幸せだなと思っています」。田光さんは、花を通じて人生の楽しみ方を教えてくれる人なのかも、笑顔で話す姿を見ているとそんなふうに思えてなりません。
フラワーアレンジメント教室
フラワーセラピー
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In the pink
田光佳枝
フラワーアレジメント講師
フラワーセラピスト1級
静岡県浜松市浜北区西美薗
※住所詳細は必要に応じて直接ご案内させていただきます。
連絡先 090-9507-7961